ネットに存在する DTM 関連の情報には
「ビギナーはまず有料プラグインを揃えよう」
と書かれているものも多くあります。
はたして本当にそうでしょうか? 私は非常に疑問です。
Cubase や Logic など DAW にはあらかじめ音楽制作に必要なプラグインがひと通り揃っています。
EQ、COMP、REVERB、DELAY、MODULATION
最近のDAWは付属プラグインが充実していてとりあえずのおまけ的なイメージで最初から色眼鏡で見ていませんか?
もちろんプロも使っているプラグインを買うのは結構なんですが
高いプラグイン、例えば FabFilter Pro-Q 4 は定番ですが3万円もします。
プロが使ってる3万円のEQ使えばミックスも上手くなるだろうと思うかもしれませんが、全くそんな事はありません。
逆に多機能すぎてどんな機能があるのか理解も出来ずに難しいという苦手意識だけが残ってしまう場合があります。
何故か?
それは基礎的な使い方や効果を習得する前に無駄に高機能なものを使っているからです。
DAW付属プラグインを基本で使って使いこなせるようになってからでも全く遅くありません。
何かを買えば解決するような問題は多くありません。
スキルというのは経験値なのです。
また
プロ御用達のプラグインを勧める人たちの多くは宣伝で報酬をもらっています。
つまり広告なんです。
特にWAVESなどのいろんなものがたくさん入ったバンドルパックなどは
多くが古いプラグインで入れても全く使わなかったり使いにくかったりするので注意しましょう。
買い足すなら付属では貧弱なもの限定です。
付属プラグインでは物足りなくなるまで使い倒してから次のステップに行きましょう。
買うべき物はプラグインよりも他にあります。
これについては次回詳しく書いていきます。
各DAW別に付属プラグインが個人的に弱いと感じるカテゴリーを書いてみましたので参考にしてください。
■Pro Tools■
EQ、REVERB、COMPRESSOR、アンプシミュレーター等ほとんど
ProToolsはDAWの中でも付属プラグインがかなり貧弱です。
昔からあまり変わっていないので正直きついです。
■Logic Pro■
MODULATION系
Logicは付属プラグインが優秀ですがChorusなどモジュレーション系が少し使いにくい感じです。
■Cubase pro■
アンプシミュレーター系
Cubase付属プラグインはすべて非常に優秀ですがギターサウンドを本格的に作る場合はちょっと弱い感じです。
■STUDIO ONE■
REVERB系
STUDIO ONEは一通り優秀ですがリバーブだけはちょっと貧弱に感じます。
■Ablton LIVE■
アンプシミュレーター系
LIVE付属プラグインはすべて優秀ですがギターサウンドを本格的に作る場合はちょっと弱い感じです。
DAW付属のプラグインを使おう でした。